終活で保険を見直すならここに注意!
まるっと終活から情報を切り取り、ポイントをお伝えするまる終ポイント!
今月は、愛のバトンのひとつ、生命保険の見直しを切りとります。
🔶 死亡保険は必要ですか?
この頃、毎日のコマーシャルで耳のする死亡保険。お葬式代になればと加入を検討される方もおられるでしょう。
そもそも人の最後を見送るための費用はいくら準備すればいいのでしょう?
まずは、やってはいけない決まりごとから。
人の死に関する葬送儀礼(葬儀・墓)の法律は2つだけ(昭和二十三年法律第四十八条)
- 埋葬又は火葬は、死亡または死産後24時間を経過した後でなければ、これを行ってはならない。(妊娠7ヵ月に満たない死産、特定の伝染病を除く)
- 埋葬又は焼骨の埋葬は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない。
※お骨を何日までに埋葬しなくてはいけないという法律はありません。
次に、見送るための費用は?
直葬の内訳(通夜や告別式を行わず、親しい方数名で火葬のみを行う葬儀のこと)
棺25,000円、搬送代(昼間)15,000円、火葬場の遺体保管室料(24時間)1,500円、火葬炉使用料9,000円
支払い合計50,500円
受給合計50,000円(健康保険から埋葬料を受け取れる)(出所:仙台市ホームページ)
見送る費用は500円
私たちはいつ亡くなるかはわかりません。若くして亡くなれば、お別れしたい友人も多いことでしょう。しかし高齢であれば親しい数名で、火葬場の煙突を見上げるのもいいお別れのような気がします。
お金を残すともめます。残すなら「最後の指示」を残しておきましょう。
🔶 生命保険の目的を明確に
・「何のために」
・「誰のために」
・「どのような時のために」準備したかあなたの想いがあるはずです。その想いを文字にして伝えておきましょう。
🔶 現在加入中の保険見直し
あなたは何種類の保険に加入していますか?
1,000万円保障の保険に1つ加入するほうが、500万円保障の保険に2つ加入するよりも、保険料は安くなります。いくつかの保険会社で数種類に加入しているならば、種類を絞って加入し直すほうが保険料を節約できます。
🔶 生命保険は「受け取る」ために加入します。確認すべき点は3つ
- 契約をした保険会社は、いざというとき窓口や電話で請求しやすいか。
- 保障内容は、介護費用や生活費を賄えるか。
- 保障期間は何歳までか。(〇歳払込満了は保障が終わるわけではない)
🔶 愛のバトン
保険不要論も聞こえてきます。
しかし、生命保険は自分への愛、家族への愛、手を貸してくれる方への愛だと言えます。
お気の毒なケースに受け取る給付金や保険金に税金は発生しません。国の愛を感じます。
さらに民間保険は支払いが早い、死亡保険金も書類が揃えば当日中に受け取れます。保険会社の愛でしょうか。
ライフスタイルに変化があった際には速やかな保険設計、見直しが重要になります。